Monday, August 6, 2018

[Unreal Summit 2018] Material Layering Systemの概要

韓国で開催されたUnreal Summit 2018のスライドや動画が上がっています。
https://replay.unrealsummit.co.kr/

今回はその中からEpic GamesのAlan WillardさんによるMaterial Layering Systemに関する動画を見てみました。


  • 新しいアセットの名前は"Material Layer Blend"
  • 複雑なマテリアルをシンプルに定義するための機能である(Photoshopのレイヤーのような用途と理解すればよい)
  • 開発中の機能であり、現時点でプロダクトでの使用は勧めない(将来のバージョンアップで編集内容が壊れる可能性がある)
  • レイヤー機能を使っても使わなくても出来上がるシェーダは全く同じものになる。編集の利便性のための機能にすぎない
  • PC、モバイルなどプラットフォームに関係なく利用できる。
  • ブレンドのウェイト値としてテクスチャを使うこともできるし、頂点カラーを使うこともできる
  • マテリアルインスタンス側で特定レイヤーを省くという編集も可能

今現在、"マテリアル レイヤー UE4"などで検索すると出てくるページは以下のようなものですが、これは今回のUnreal Summit 2018で紹介された機能ではありません。
http://api.unrealengine.com/INT/Engine/Rendering/Materials/HowTo/CreatingLayeredMaterials/index.html
既存の機能で作るいわゆるLayered MaterialはMaterial Functionを駆使して作られていましたが、"Material Layer Blend"はより幾重にも折り重なったレイヤーを直感的かつ機能的に扱うことができそうです。

Unreal Summit 2018の続き

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