Saturday, January 31, 2015

Google ANGLEでWindows上でOpenGL ESを使う簡単な方法

AndroidでOpenGL ESを使ったアプリを開発する際にAPKを生成してデバイスに転送しながらデバッグするのは非効率です。そこで、Windows上でもOpenGL ESを実行できるようにしてゲームエンジン部を共通化しておくと便利です。

直接WindowsのOpenGLを動かせるようにしてもよいのですが、下位でDirectXを呼ぶANGLEで組むとIntel GPAやNVIDIA Nsightでデバッグできるメリットも得られます。

ところで、最近 git clone https://chromium.googlesource.com/angle/angle からcloneするだけではVisual Studioのslnファイルが得られなくなっているようです。以下のページで説明されているようにdepot_toolsという独自の環境を構築する必要があります。

https://code.google.com/p/angleproject/wiki/DevSetup

しかし、とりあえず最新でなくてもいいので以前のように手間をかけずに手軽に実行したい場合はslnを含む最後のブランチである"2214"をチェックアウトするといいです。 git bashより以下のように入力します。

1. git clone https://chromium.googlesource.com/angle/angle
2. git branch 2214 origin/chromium/2214
3. git checkout 2214

これで2214 ブランチをチェックアウトできました。
angle\projects\build\all.sln が生成されているのでビルドします。
   
なぜかessl_to_glsl, essl_to_hlslという二つのプロジェクトからエラーが出ますが、気にしないことにします。

 



自分のプロジェクトの必要に応じてヘッダとライブラリを設定します。こうして作ったプロジェクトをGitHubにアップしておきました。

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